西郡33観音霊場巡礼日誌 十二番 江徳山隆昌院
1.御詠歌のある寺 「朝日さす夕陽輝くこの御寺庭の柳はさかりなるらん」江原は平坦な地です。朝日も夕陽もさすでしょう。今、柳が顕著な感じはしませんが。「隆」も「昌」意味はも「さかん」ですよね。直接仏の徳をたたえているわけではないのですが、穏やかな感じがします。
2.いろいろあるなあ それなりにお寺を回っていくと、気付くことも増えてきます。隆昌院、門が二つ。二つ目は楼門で二階はどうなっているのだろう。ここにも浅野貫一さんの石標。萬霊等もあり。駐車場脇仏様。わりと新しいまあ。楼門前の松は支えがなく苦しそう。プロムナードに石仏がまとめられています。
3.おやっ! ♡マークの石塔?かわいい。若草町は瓦の街、境内に瓦が飾られていました。これ鬼瓦だよね。鐘楼、本堂、中は見えないけど何かの持仏堂。本堂は神社の奥殿みたいに二棟あります。立派なお寺。お寺さんの関係の方にうかがえば詳しいことはわかるのでしょうが、微妙に研究じゃなくて、巡礼なのです。
左やや奥に四隅に竹を立て縄を巡らし注連縄をつけたその中に石の祠が祀ってあって、その奥に大きな切り株がありました。何かで倒木か枯木したのかだけど御霊木としてそびえていたのでしょう。
素晴らしいお寺です。でも、なんか気になるのは、どうして本堂やお堂の周りが、赤レンガの三和土(たたき)なのだろうということです。
僕が今、神仏に祈っているのも、他人から見ればお寺に煉瓦を敷き詰めているようによくわからない行為に見えるかもしれない。でも、それぞれにそれぞれな意味があるかもね。